FC2ブログ

Chigasaki Cat's Protect

茅ヶ崎市内限定で活動している猫専門保護団体です。茅ヶ崎市と飼い主不明猫対策として協働事業を行っております。茅ヶ崎に住む野良猫のTNR活動(捕獲→不妊・去勢手術→リリース)及び保護した猫たちの里親探し、猫飼育に関する啓発活動を行っています。 2011年6月活動開始。 茅ヶ崎の野良猫達を守ろう・見守ろう・増やさない。依頼などはchigasakicatprotect@yahoo.co.jpまで。

<< 2019-04- | ARCHIVE-SELECT | 2019-06- >>

<< PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>

>> EDIT

5/15実施 NG地区 U邸① 白 メス 成猫 TNR報告 【管:2019-004】

2019/5/15実施報告

5月7日に緊急で保護受け入れをしたライタとフウタのママとその子供たちの捕獲のため現場入り。
まずは妊娠終期に近い去年の春生まれの子の白ちゃんが捕獲できました。
①白娘1
お腹を見ればすぐわかる・・・
あぁ・・・妊娠終期だろう・・・って。
いつ生まれてもおかしくない状況・・・
つらいなぁ・・・
堕胎処置なんて誰もしたくないわけですから・・・
①白娘2
それもこの子はオッドアイ。
白猫が外で暮らすだけでも大変なのに
オッドアイ・・・。
白猫のオッドアイには聴覚障害の場合があり
青い目のほうの耳が聞こえていない子もいます。
①白娘3
このエリアは白一族のエリアで
白猫が多いのですが
このエリア出身のオッドアイの子は過去に1匹のみ。
耳が聞こえてればいいんだけど・・・
①白娘4
オッドアイになる猫は1/100匹とも言われていますが
この子はそれだけじゃありませんでした・・・
この子が持っている力。
それは我々人間が考えている以上に
強いのかもしれません・・・

①白娘5
この子は妊娠終期で
堕胎処置になりました。
そこは今の時期ならよくあることなのですが・・・
まさかのまさかで・・・
4匹いた胎児のうち
3匹が蘇生したのです・・・
心停止しているのも確認されていたのに。
蘇生した・・・
蘇生が確認されてすぐ病院から電話があり
急いで副代表にお迎えに行ってもらい
ミルクボランティアさん宅へ搬送してもらいました。

詳しくは子猫たちの個体情報記事にUPしますが
4匹中3匹蘇生。
12時頃から手術をして
堕胎処置して
3時間くらい経過したとき
なんとなく子猫の声が聞こえて
一度確認したそうです。
でも動いていなかった。
それからまた1時間後。
やっぱり声が聞こえるってことで
もう一度確認したら動いていたそうです・・・
で、急いでお湯で温め乾かし、保育器に入れてくれました。
最初は2匹蘇生って言われてたんですが
1時間後にもう1匹蘇生したとの連絡が入り
合計3匹の蘇生が確認され
副代表にお迎えにいってもらい・・・
6358.jpg
ミルクボランティアさん宅でミルクを飲ませてもらいました。
初乳も飲んでいない乳飲み子です・・・
どこまで頑張れるのか全く分からない。
この子は三毛。
6364_2019051823171936c.jpg

6361_20190518231721de5.jpg
この2匹は白でオスとメス(多分)・・・。

蘇生した子猫たちは
最初血尿が出たりして
育つかどうかもわからないし
正直、光葉ちゃんの時みたいに
3匹ともに育つ確率なんてとてつもなく低いと思っていました。

しかしミルクもしっかり飲み
体重も増えて行っています。

生命力の強さなのか
生きたいと強く彼らが思ったからなのか・・・

2年連続の堕胎後の蘇生で
正直ビックリ・・・
でも蘇生したなら
頑張って成長してほしい。
幸せになってほしい。
その思いは誰もが思う事であり
蘇生した驚きとともに
頑張れ・・・頑張れとみんなで願いました・・・

しかし。
現実は想像以上に酷なもので・・・。
3匹ともに
両手足の壊死が確認できました。
成長しても
両手足が使えない。

でも・・ミルクをしっかり飲んでいる・・・
どこまで頑張れるかわからないけど
彼らの生命力を信じて
引き続きミルクボランティアさんに
頑張ってもらうことにしました。

たとえ妊娠終期で堕胎を避けて妊娠継続させて
お母さんを保護した状態で出産させたとしても
もし、お母さんが白血病キャリアだったら
胎児は死産もしくは流産になる確率が高く
もし無事に出産したところで
子猫も白血病に感染している可能性も高く
もし無事に出産したとしても母猫が無事に育児できるかどうかもわからない。
育児放棄する親猫だっています。
それに妊娠前から医療を受けていて
お母さん猫自身の体調も問題なく、
父親もわかっていて遺伝子的な疾患のリスクもない交配をしてるわけでもなく
健康であり出産に耐えられる体力もあると判断できるものは一切なく
妊娠しているから産ませるという事を安易に考えるのも
これまた酷な話です。
産むのは猫さんであり、人間では無いからです。
出産は痛い。
痛みのあまりに驚いて
胎児をかみ殺してしまう母猫もいれば
上手に出産ができず
胎児がうまく出てこなくて母子ともに死亡という事もありますし
猫だから、犬だから、安産だという保証はありません。

あくまでも母猫の命優先。
それがTNRです。
過去にCCPでは出産させたこともあります。
でもそれは母猫が人馴れしていること、
妊娠中であることがわかってなおかつ医療を受け
母体に異常数値が出ていなくてウイルスキャリアでもない事が確認できていたからです。
それと妊娠していて母猫を保護して手術してお母さんを里親探しするということになっていたけど
手術が間に合わず出産に至ったという子位です・・・
出産に立ち会ったこともありますが
人間も猫も犬も・・・
出産という行為は命がけ。

そしてその先にある育児という行為は
とてつもなく母親にとって体力を奪い
育児でガリガリになっていく母猫、
自分の体がガリガリになっていっても必死で育てようとする母猫、
育児をする母猫の苦労をこの目で見て感じているからこそ
母猫の命優先という今の形に繋がっています。

どんなに医療が進歩しても
出産は命がけなのです。

①白娘6
もちろん妊娠後期の堕胎処置は
母体への負担は大きいです。
だけど出産・育児の負担と比べたら
全く負担のレベルが違います。

子猫は2~8匹生まれます。
生まれた子たちの羊膜を舐めて母乳を飲ませるまでの間に
次の陣痛が来て痛みがある中で
生まれた子たちに母乳を飲ませる母猫の苦しい顔を見たことがありますか?
陣痛の痛みに辛い顔をして苦しんでいる顔を見たことがありますか?

人間とは違うのです。
一度に何匹も産むのです。
その痛み、育児しながら同時進行で出産という
人間とは違う出産方法。

病院で助産師さんたちが手助けをしてくれるわけでもなく
陣痛促進剤なんてもんもなく
ひたすら自分自身の力だけで産まなければならない。

栄養状態が悪い母猫に出産させたら
出産で力尽きてしまって死亡した母猫もいます。(CCPで保護した子では無いですが)

安易に産ませない。
母猫の命優先。
何度も言いますが
TNRは母体優先なのです。

今回蘇生した子猫たちは
とてつもない試練を背負った状態です。
まずは無事に生後1週間を迎えられるかどうか。
両手足の壊死が進行せず止まってくれるか。
血尿は止まりましたが
まだまだ油断はできません。

ミルクを必死に飲んで生きています。
頑張ってくれています。
だから我々もできる限りのことはすると決めました。
とても悩みました。
とてもたくさん話し合いました。
先生とも壊死した手足の件を相談しました。
副代表とも相談しました。
ミルクボランティアさんとも相談しました。
ボランティアスタッフさんたちにも話しました。

生きようとするその命を尊重しようと決めました。
安楽死も考えたくらいです・・・・
でも・・・
必死にミルクを飲もうと指を吸ってくる生命力に
安楽死処置なんて出来ないと・・・

とても長い長い試練の始まりですが
お母さんは元気にリリースできました。

この現場のオス猫で白血病の猫がいます。
最近この現場で保護された猫さんが白血病だったという情報も得ました。

どこまで育つかわからない。
でも頑張ってくれている限り
この3匹の命を見守ることにしました。

育てるのはミルクボランティアさんですから
とてつもなく大変だと思います。

でも頑張ってくださっています。

お母さん猫さん、どうかあなたの子供たちが無事に育ち
そしてハンデがあっても幸せになれるように
願っててね・・・
そして蘇生しなかった白い子猫1匹の分まで
長生きしてほしいと思います。
蘇生しなかった子は白峰寺さんで合同火葬してもらっています。

①白娘7
白 成猫 メス 避妊手術済み(堕胎処置4匹中3匹蘇生のため保護継続中)、耳カット済み、フロントライン済み

| 2019年度 どうぶつ基金【行政枠】 | 22:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

<< PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>