Chigasaki Cat's Protect

茅ヶ崎市内限定で活動している猫専門保護団体です。茅ヶ崎に住む野良猫のTNR活動(捕獲→不妊・去勢手術→リリース)及び保護した猫たちの里親探し、猫飼育に関する啓発活動を行っています。 2011年6月活動開始。 茅ヶ崎の野良猫達を守ろう・見守ろう・増やさない。依頼などはchigasakicatprotect@yahoo.co.jpまで。

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1/30実施 K地区  TNR実施報告 黒白 オス 成猫 → 譲渡になりました♪

2017/1/30実施報告

TNR予定で現場入りしているところで
負傷猫が居て保護をしたいと要請を受けました。

ただ負傷猫に対しての費用やらなんやら色々かかりますし
人馴れしていない猫の引取りは色々と大変。

なのでひとまず猫さんの負傷状態を見て、人馴れ具合も見て
保護対象にできるかどうかを考えることに。

尻尾の負傷だと聞いていましたが
お話を伺っている間にタマの部分の怪我かもという事になり
更に心配はUPしていきました。

依頼主さん宅に設置した捕獲器にはかからず
同じ地区のTNR現場で捕まった子が居て
その子が依頼主さんが話をしていた子に似ているような・・・
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(耳に切れ込みがあるので耳カットに見えますが、これも喧嘩傷で切れたものです)

あれ。この子やたらと腐敗臭がする・・・
あれ?
この子がもしかして・・・

あれれ!?この子尻尾ハゲてる!
あららら!あなた!なにこの怪我!!!!!


と、依頼主さん宅で捕獲出来ると思っていた子が
同じ地区の別現場で捕獲という流れになりまして
ほぼ、この子で間違いないと思っていたものの
別にも同じような怪我をしている子も居るかもしれないので
翌日依頼主さん宅に連れて行って確認してもらいましたら
まさにこの子だと判明。
あ~よかった。。。

前日の夜に負傷箇所のチェックをしていたんですが
私が見ただけでもかなりの重傷。
治療法を脳みその中で考えますが
壊死しているのがわかる匂い・・・
皮膚縫合できるのかなぁ・・・
ヤバイ・・・これはよく生きてるなぁと思うくらいの重傷でした。
(ちょっと画像がグロ・・・というか汚いので見たくない人は急いで下にスクロールしてください)



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この状態で目で見ただけでも
片玉袋が破れている→タマタマが露出している→玉袋は壊死している。
片玉袋は露出しているタマタマよりは小さいけれども壊死している→肛門から下痢が流れていて患部がかなり汚染されている。
尻尾のハゲはタマタマから流れ出る膿で尻尾も濡れて皮膚炎になった。

去勢でタマタマは摘出するとして
壊死した玉袋は切除するとして
ん~縫合出来るんだろうか。
どんだけ生きてる玉袋の皮膚が残ってるんだろうか。

この下痢で縫合出来ない場合は
患部に下痢バイキンが付いちゃって治りも難しいし
縫合できたとしてもかなり治療期間は長いし衛生面の管理は野良じゃ難しい。

依頼主さん曰く、尿がしたたり落ちてると言っていた。
多分膿が流れているんだろうと思う。

泌尿器は大丈夫なんだろうか?

これは大変だ。。。先生どうやってこの子治すかなぁ・・・

と、夜中一人で捕獲器見つめながらこの子の事を考える。
翌日依頼主さん宅に連れて行って本人確認したので
治療についてこのくらいは最低でもお金がかかること、
今回の手術でどの程度の治療にするか、
保護にする場合はどうしたらいいのか、
リリースする場合はどうしたらいいのか、
色々とお話した結果、TNRをすることに決まり
先生にもその旨を伝えて先生にこの子の命を託しました。

目的は去勢手術と患部をこれ以上悪化させないための治療。。。


ものすごい腐敗臭だったんです。
車の中が彼の腐敗臭がほぼ1日消えなかった位。
相当な匂いでした。

だから・・・ほんとうに手術が無事に終わるかも心配でした・・・

でも。

流石先生。
がんばってくれました。

そして私が思った以上に
彼のタマタマはひどい状態で
更に尿道云々じゃなくペニスまでもが・・・

CIMG4436.jpg
無事に去勢手術も終りましたって連絡をもらってホっとしたんですが
お迎えに行く前に依頼主さんから連絡があり
やっぱりお家に入れたいと。

あら。
そんな良い展開に向かうとは!

一応外猫として生きてきた子であることで
人馴れは大変な事と
治療を続けるにも色々と大変な事と
準備してほしいものをお伝えして
リリースじゃなくてお家にお届けという形でいざ・・・・


この子が手術した内容は去勢手術と
私が右玉左玉で見て小さいと判断していた方のタマタマは
皮膚の壊死もそうですが
タマタマのタマを包む膜が皮膚に癒着もしていて
それを丁寧にはがしていく処置もあり
大きいと判断していたタマタマはタマが炎症を起こして大きくなっていたことがわかりました。
そんでもって皮膚も壊死。

ペニスまでもが一部壊死。

もうどこまで強い生命力何だろうかって位
よくこの状態で2か月も生きていられたなぁと・・・

こんな状態になったのは12月上旬からなんですって!!!!!!
CIMG4439.jpg
手術翌日の朝の患部写真。
捕獲器が邪魔で見辛いですが、下痢もポタポタ落ちるものも見えません。
1時間新しいペットシートに乗せ換えてみましたが
その間落ちている液体はありませんでした。
患部も乾いて見えますね。
そんでもって車内の匂いもありませんでした。
腐敗臭の無い子に変身しておりました。
綺麗に足も洗ってもらっていて
尻尾の部分もよごれを取ってもらえてるので綺麗になっています。



本当にこの子は強い。。。
痛かっただろうし
気持ち悪かっただろうし
下痢もひどかったのでそれもあるし
もうあっちもこっちも・・・大変だったね・・・
玉袋の部分の壊死が酷く
縫合が出来ないので
縫合しないで開いたままになっています。
洗浄してもバイキンが入っている状態で縫合なんてしちゃったら
中で更にバイキンが・・・パワーアップしちゃうので
命にかかわりますからね。。。。

だから縫合なし。
ペニスの部分は治療出来ていません。

2週間効果のある抗生剤打っています。

抗生剤が切れるタイミングで再度受診してどうなったかの確認をして
鎮静をかけて麻酔をかけて再度洗浄して・・・って流れになるかなと思いますが
下痢もあるのでその便が患部に当たらないようにしてほしいのと
出来るだけ舐めないでほしいなと・・・

一応野良なのでスリスリじゃないし
抱っこも出来ないし
触られるとシャーと言いますから
万が一の場合は2週間後の通院は私が捕まえて連れて行く予定・・・。

でも…この子は多分・・・
飼い主さんには懐くタイプになりそうな感じがします。

非常に性格は良いです。
素直なので・・・。

色々な野良猫さんを見ていますが
温厚なタイプ。
心を許せば甘えるタイプ。

この2週間でどれだけ仲良くなれるかが勝負かなと。

強い攻撃性は無いタイプの子なので
時間が解決できるかもしれません。

車でお家に向かう道中
なんだか「ひゃぁぁぁぁ~ひゃぁぁぁぁぁ~」って音が聞こえました。
よく聞くと
この子の鳴き声でした(笑)
何とも個性的なハスキーボイス・・・

そしてお家に到着!
CIMG4446_201701312112227d5.jpg
「あれ・・・。あったかいニャー。そんでもってココはドコだニャ?」

彼にとって初めてのお家。
お家といってもお家の中。
猫生初のお家の中。

はじめての温かさだと思います。

そして人との距離も
近い。
でもそれに対して特に文句も言いませんし
目を閉じてウトウトしたり・・・。

大丈夫かもしれないと改めて感じた瞬間。

色々と手術内容を伝えたり
この子の状態を伝えたり
この先どうしたらよいかのお話をしている間
静かにお話を聞いていました。
アイコンタクトもしてきたけど
彼に攻撃性はありません。

そしていざ・・・
ケージに入れます。

もっと小さい時からこの子の事を知っている依頼主さん。
もっと早く保護したかったと言っていました。
エラの張り具合を見ても
実はまだ若い子だと思います。
2歳いってるかいってないか・・・
その程度だと思いますが
去勢していないのでオッサン顔です。

ケージの扉を開けて
捕獲器の扉を開けて
逃げ出さないようにしながら
ケージの中に誘導。

少し考えてから・・・
一歩一歩・・・ケージの中に入り・・・
すんなりと捕獲器からケージへ移動できました。

よいこちゃんだ!
この子は賢い。かなり自分の状況わかってる。

そしてその後は・・・
CIMG4447.jpg
ご家族みんなで考えて
急いで買ってきてくれたケージの中で
大人しくお話を聞いていました。
少しキョロキョロしたりもしていましたが
この子の性格ならきっと・・・。
良い方向に向かうかなと思います。

先住猫さんが居るので
その子との相性もありますし
エイズ白血病等の感染症の検査もまだなので
隔離も必要ですし
2週間効果のある抗生剤を注射しているとしても
下痢もあるし縫合出来ていない患部のこともあるし
まだまだ心配は尽きませんが
下痢に対してのお薬の話もしたら
早速今日病院に取りに行きたいとおっしゃってたので
帰りに先生に連絡して処方してくださいと伝えておきました。


前に飼っていた猫さんも
独得な声で鳴いている子だったそうです。

この子も色々なご縁があって
こうして大怪我を負ったからこそ
そしてこの冬というタイミングだったからこそ
そしてこの一斉TNRの現場だったという事もあり
トントン拍子で外で野良生活していたところから
一気にリッチな家猫生活が始まりました。

怪我はひどいけど
きっとこのご家族の愛情で綺麗に治って
イケメンになってピカピカになれるよ!!!

がんばって治そうね!

ということで
前回はこの地区から子猫が野良から卒業し、
今回はこの地区から成猫の野良さんが家猫になることが出来ました。

幸運の持ち主だと思います。

本当に、めったに起きない出来事で
私としては心から嬉しかった。

大怪我をした子を
治してあげたい。
その思いは本物だったと感じました。

時々居るんです。
治してあげたいので助けてあげてくださいって連絡してきて
でもお金は出せませんって言う人・・・

この家族は去勢手術費用も今回の大怪我の治療費も
かなり費用は掛かったにもかかわらず
すべてご負担してくださっています。

ラッキーボーイ、本当に色々と強い生命力に強い運命も持ってますね。
彼は持ってる猫なんです。

本当によかった。

この先、元気になってすっかり美猫になった彼に会えるといいなと思います^^

ということで野良卒業!おめでとう!
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