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Chigasaki Cat's Protect

茅ヶ崎市内限定で活動している猫専門保護団体です。茅ヶ崎市と飼い主不明猫対策として協働事業を行っております。茅ヶ崎に住む野良猫のTNR活動(捕獲→不妊・去勢手術→リリース)及び保護した猫たちの里親探し、猫飼育に関する啓発活動を行っています。 2011年6月活動開始。 茅ヶ崎の野良猫達を守ろう・見守ろう・増やさない。依頼などはchigasakicatprotect@yahoo.co.jpまで。

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3/23実施報告 AB地区 M邸② キジ白中毛 メス 成猫 TNR報告 【管:2019-160】一部依頼主負担

2020/3/23実施報告

キジ白の中毛猫さん。
この子が子猫たちのお母さん。
キジトラの男の子を捕獲して
黒白の子を捕まえるために捕獲機の位置をずらそうと思って近づいたら
捕獲機に入ろうとしていました。

今迄どこにいたんだろう?
まだママは来てないと思ってたんだけど・・・

②キジ白中毛母猫1
パっと見、若いお母さんと思いました。
体型的にも妊娠はしていないし。
給餌者さんが言うには
突然姿を現したそうで
そのころから人馴れしていたそうです。
誰かに飼われていたのかな・・・

捕獲機に入った途端
普通ならビックリして暴れるんですが
この子は暴れもせず
じっとしていました。

そこに第一の違和感がありました。

どんなに人馴れしてる猫さんでも
暴れるか、ミャーミャー言うか、何かしらの反応があるんですが
この子は暴れもせず鳴きもせず。
変だなぁと思いながら車に乗せました。

そして黒白の子を捕獲するために捕獲機の設置場所を変更し
捕獲が出来たら連絡をもらうことになりました。

そして手術当日。
この子は体系的に妊娠していないし大丈夫だろうと思っていました。
それは先生も同じで
妊娠していないと思っていました。
見た目で妊娠している体型では無いし
妊娠してたとしても超初期とかそういう感じ・・・
なので一番最初に手術になりました。

私がお迎えにいって
支払いも終えて
今回メスが3匹だったんですが
3匹とも妊娠してて
胎児は全部で11匹。
あーもぅ、合同火葬にしないといけないくらいの週齢の胎児の季節になってしまったのかと
凹みつつ・・・
捕獲機に入った猫たちを受け取り
車に乗せようとして
捕獲機の中の子たちを1匹ずつ確認しながら
この子はあっちのお家の子だからこっち
この子はこっちのお家の子だからこっち・・・と
捕獲機を車に積む順番を考えながら1個ずつ捕獲機を確認し
そして中にいる子たちの麻酔の抜け具合や
体調の変化が無いか確認してたところ
この子だけ横になっていました。

急いで捕獲機を開けて確認したら
すでに死後硬直が始まっていました・・

看護師さんに伝えて
先生に来てもらって
この子のお話を40分くらいしたと思います・・・

原因を考えながら・・・。

まだ若いと思っていたんですけどね・・・
実際にはかなり高齢だったようです。


体型的に妊娠してると思わなかったこの子。
妊娠後期に入っていて
胎児は3匹。
でも見た目が妊娠後期じゃない。むしろ妊娠していないくらいの体系でした。
私が見ても先生が見ても
妊娠していないと思えるくらいの体でした。

それが妊娠後期で
胎児が3匹も。
つまりこのお母さん猫は
ガリガリの状態だったんだという事なんでしょうね・・・
中毛だからわかりにくいけど
実際はやせ細ってたのかもしれません。

そして死因ですが
可能性としてはこのエリアならよくある
農薬による腎不全の状態になってる子だったのか心疾患。
妊娠中毒症の可能性も否定できませんでしたが
万が一、このまま妊娠継続していたとしても
この子自身の体力は持たなかったでしょう・・・

本当にギリギリの状態だったんだなと・・・

麻酔から覚めなかったわけでは無かったようで
捕獲機の中で動いた形跡もありました。
術後に猫さんたちを捕獲機に入れる際
お尻が向いているはずのほうに頭があり
頭が向いてるはずのほうにお尻がありました。

鎮静剤をうって鎮静剤が効いてるのは40分程度。
その後はガス麻酔で手術をしてコントロールしています。
ガス麻酔なので手術が終わって麻酔から外したら
すぐに麻酔は抜けるので
麻酔によってのものでは無いし
むしろ大量投与しても死なない、死ねない、安楽死に使えない麻酔ですから
麻酔によっての死亡では無い・・・

見た目で麻酔かけるのも危ないくらいの子ですら
手術して術後にウチでケアしてリリースすることもありますが
見た目がこんなに元気そうだったのに亡くなってしまう子が出た事実は
本当に悲しくて悔しくて・・・
そして先生もショックだったと思います・・・

だって、先生だって不孝の連鎖を食い止めるために
一生懸命手術してくれてるんですから・・・
元気にリリースして
術後も元気に過ごして
ムチムチボディになって穏やかに過ごしてほしいと思って
手術をしてくれています。

それが目の前で冷たくなってる姿を見たらショックです・・・
堕胎もあったし先生も看護師さんも辛い季節なのに。
冷たくなったこの子を見ても辛くないし、なんとも思わないっていう先生ではありません。

この子ともう1匹の子を連れて
依頼主さん宅へ連れていき
子猫2匹は無事に手術が終わったけど
お母さん猫は亡くなってしまった事実を伝え
会ってもらいました。

そして歯の状態を見たら
想像以上に年齢が行ってる子だった。。。。
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犬歯が丸まってきています。
黄ばんでるし外で過ごしてきた猫さんだとしたら5歳以上。
10歳位言ってるかもしれない。もしかしたら10歳以上かもしれないって位の歯です。
生活環境次第で変わってくるから何とも言えませんが
眼球の感じから言えば超シニア猫さんでは無いけれども
10歳前後の猫さんなんだろうと思いました。

依頼主さんには3匹とも元気な姿で返したかった・・・
この子にもこの先子供たちとともに余生をノンビリ過ごしてほしかった・・
でもそれは叶わなくなった。
子猫たちからお母さんを奪ってしまった。
手術しなければ、もしかしたらあと数週間は子猫たちと一緒に居られたかもしれない。
妊娠が進めばお母さんの体はもっと負担が増えて
もっとシンドイ状態になってたかもしれないし
どこかで力尽きていたかもしれないけど・・・
私はこの子に手術をしたことで
寿命を短くしてしまった・・・って思うと申し訳なくて・・・

みんなが悲しい結果になってしまいました。。。

依頼主さんにお母さん猫さんとのお別れをしてもらい
自宅に連れ帰って
本当にゴメンね・・・謝ることしかできなくて。
硬直の感じからすると
徐々に意識が遠のいたというよりも
心臓がギュっと止まったような感じがあったので
もしかしたら心疾患があったのかもしれません。
妊娠もしていたから余計に心臓に負担は掛かっていたんだろうと思います。

お母さん猫さんには25日まで我が家で過ごしてもらい
25日の午前中に白峰寺に胎児たちとともに向かいました。

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桜が咲き始めていて
青い空がとてもきれいで・・・
ここにくるという事は亡くなった子を連れてくる時だけ。
堕胎した胎児か交通事故死した動物たちを連れてくる時だけ。
だからここの桜を見るという事は
悲しいことが起こったという現実をイヤでも思い知らされるわけです。

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ガアガアと鴨さんも暖かい日でご機嫌で
テコテコと歩いて出てきて
お出迎えしてくれました。
ションボリ気分も少しは晴れるのが
このお寺にいる鴨さんたち。
でもまた数が減ったような・・・
去年はオス1匹とメス3匹だったような・・・

って思ってたら
声をかけられました。
振り向いたら
CCPの卒業猫の陸斗君のママが居ました。
偶然にも陸斗君のママも白峰寺に来てたのです。
お外でお世話してた子が亡くなったそうで
合同火葬してもらいにつれてきたとのこと。

偶然に出会うにはとてつもなくすごい確率での遭遇率ですが
ビックリしました。

お寺にはたくさんの人がきていましたが
私を見つけて駆けつけてくれて・・・

陸斗ママとお別れしたあと
私はこの子とこの子の胎児3匹と
他の2匹の胎児8匹をお寺に託し
合同火葬した子たちが眠る場所に手を合わせました。
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たとえ残り短い命だったとしても
元気な姿で給餌者さんのお家にお返しして
そして子供たちと過ごさせてあげたかった。
それが出来なくてごめんね。
子供たちからママを奪ってしまってゴメンね・・・
体がシンドイのに妊娠して、それも辛かったよね・・・・
他の子たちの胎児とも一緒に
お空からキジトラ君と黒白君たちを見守っててね・・・

そしてもう二度とこんな思いをする子が出ないように
やっぱり人間が知識を得て手術をしっかりして
終生飼養をしてくれるように啓発頑張るからね・・・
ママの死を無駄にしないように
私なりに頑張るから・・・
安らかに眠ってね・・・
もう苦しいことは無いからね・・・
お空でみんなでいっぱいご飯食べて
いっぱい走り回ってイッパイ遊んで
そして次に生まれ変わったら
今度こそ大切に大切に育てて一緒に最期までいてくれる人のもとに行けますようにとお別れをしました。
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本当ならお花も添えたかったんだけど
買いに行く時間もなくてゴメンね・・・
美味しい焼きカツオとカルカンパウチを添えて
見送りました。

たった数時間でも一緒に過ごした子。
元気な姿でリリースできるのが当たり前だと思っちゃいけないんだと改めて感じるとともに
捕獲エリアで意識をしながらいつも現場で動いていますが
住宅地だったので気が緩んでいたのかもしれません。
このエリアは農家さんが多いので
農薬で腎臓をやられている子が多い。
何が起こってもおかしくないエリア。

もっともっと・・・このエリアでの啓発を進めなきゃいけない。

お母さん猫さんの死を無駄にしない為にも・・・
ごめんね・・・・
私たち人間のせいで
辛い思いをさせてしまってごめんね・・・・
白峰寺さんに行くことがある方、ご近所の方、もしご都合がよろしければ
どうかこのお母さん猫さんと堕胎になった胎児たちが
安らかに眠れるように手を合わせていただけますと幸いです。。。



キジ白中毛 メス 成猫 避妊手術済み フロントライン済み 耳カット済み 妊娠後期堕胎あり 術後死亡で合同火葬。

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