fc2ブログ

Chigasaki Cat's Protect(チガサキ キャッツ プロテクト)

茅ヶ崎市内限定で活動している猫専門保護団体です。茅ヶ崎市と飼い主不明猫対策として協働事業を行っております。茅ヶ崎に住む野良猫のTNR活動(捕獲→不妊・去勢手術→リリース)及び保護した猫たちの里親探し、猫飼育に関する啓発活動を行っています。 2011年6月活動開始。 茅ヶ崎の野良猫達を守ろう・見守ろう・増やさない。依頼などはchigasakicatprotect@yahoo.co.jpまで。

<< PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>

>> EDIT

【お母さんの分まで・・・幸せになる!】緊急保護 白ネコママの子供たち 2か月位 【お母さん安らかに・・・】 太陽4兄妹 7/16情報UP

2014/07/16情報UP

外猫さんたちのお母さんたちは
命がけで自分の子供たちを守ります。

家猫さんとは違い
安心して飲み食いできる場所はありません。

空からはカラス・トビ。
地面からはアリやダニやノミ等の虫たち・・・
そして人間という最強の敵・・・
CIMG6633.jpg
※お母さんを捕獲しようとしたけどお母さんは目を細めて・・・じーっとしはじめた。

彼らを守るのも人間。
彼らを追い払うのも人間。
彼らを殺すのも・・・人間。


13日に緊急対応することになった現場に入ったのは夜9時近く。

母猫と子猫4匹が自宅マンション敷地内にいたので
餌付けをして保護をしようとしたら
マンションに入ってるスーパーの社員が追い払い猫たちが散ってしまった。

やっと見つかったけどTNRできるかどうかとの話。

場所が場所だけにTNRも悩んだけど
ひとまず捕獲作業をしないと何とも言えない。

現場は駐車場。
危険だ。
CIMG6630.jpg
※お母さんをこの時捕獲出来てればって後悔もしてます・・・


駐車場で子猫がひかれてしまったとか
車のエンジンルームに入り込んでしまったとか
タイヤを爪とぎにして困るとか
スプレーされて困るとか
駐車場での猫トラブルは非常に多い。

追い払われてからお母さん猫は
さまよい歩き、この場所で母猫は育てることを決めて
近くに住んでる人たちの目に留まり餌をもらい始めた。

子猫を保護するにも
受け入れ場所が無ければ
保護が出来ない。

保護してくれる人がいるからとか
飼ってくれる人がいるからって話があったので捕獲をしたが
実際に保護してくれる人というのは
私の知り合いで既にボラを引退している人。
そして飼ってくれるって言ってる人も既に先住猫が居て
もしキャリアだったら?とか
先住猫と仲良くなれなかったらとか
そういうことを考え、
覚悟したうえでの受け入れでは無かった。

北海道に受け入れ先があるとかいう話もあったが
この暑い夏の時期に
飛行機を使って移動させるなんて
そんな危ないことはさせられない。


つまりTNRするかこちらで保護するしかない。
CIMG6636.jpg
※キジトラが一番最初に捕獲成功出来た。


もう捕獲しちゃったのに・・・。

病院に連れて行って
TNRを視野に入れてひとまず見てもらおうと
メンバーさんに14日の朝に搬送してもらって
14日の夜に母猫はTNRのために捕獲を・・・もう1匹取り残してる子猫も・・・って思ってたのに。


CIMG6645.jpg
※黒の子はサビ柄の子を守るようにギューって庇ってた。サビの子はめちゃくちゃビビリだった。

14日の朝、依頼主さんから電話があって
お母さん猫が死んでる・・・って。

なんで?

13日にあったばかりだったのに。
特に具合悪そうにしてなかったし歩いてたし・・・

なんで?

毒?
病気?
なに?

色々と頭の中でごちゃごちゃになった。

死因の特定の為に
夜にお母さんの遺体を引き取りに行くことに。
そして残った子猫も保護しなければ・・・

現場についたのは14日の夜8時半。
子猫が1匹だけ駐車場にポツンといた。

お母さんの最期を見届けたハズの子猫だ。

どんな思いでお母さんの最期を見たんだろう。
どんな気持ちでずっと1日一人でここに居たんだろう。

そう思うと
早く保護したかったし
保護して兄弟たちと一緒にしてあげたかった。

なんとか捕獲機に入ってくれて・・・ホっとした。

そしてお母さんを依頼主さん宅に引き取りに・・・。
PAP_0325_201407161549283df.jpg

お母さんの死因は不明だけど
黄疸は無く・・・フィラリア?
毒餌?何?
細い。栄養失調?
いや、でもそこまで栄養失調過ぎる体では無い・・・衰弱死だったら
昨日の今日でこれは無い・・・

やっぱりわからない。

でもフィラリアとか、アナフィラキシーとか
そういうった心臓とかアレルギーのショック死なのか・・・

白猫さんなのに汚れてグレーになってたりして
相当大変な思いをしながら育児してたんだろうな。
このおっぱいの状態は
頑張って与えてたんだろうけど母乳も足りなかっただろうな。
お母さんが白なのに白猫が一匹も居ない。なんでだろう。

嘔吐の形跡も無く
負傷も無く・・・
ただ眠っているような姿に
何故この子が無くなったのかも
理解できないまま
残された子猫たちのことを思いました。

子猫たち、リリース出来ないよね・・・って。

TNRにしようと思って病院に連れて行ったけど
案の定体重足りない+月齢が4カ月未満で手術出来ない。

一時的に様子を見て他の病院で手術してもらってリリースも視野に入れてたけど
お母さん猫が亡くなったことで
リリースしてもこの子たちがお母さん無しでノラ生活を出来ないと感じた。
だって、お母さんだってこれだけやせ細ってて栄養状態も悪かったし
この場所でご飯をくれる人は通行人だけ。
毎日特定の餌やりさんが居る訳でもなく、
場所を転々としてきたお母さん猫からノラとして生きるための必要な事を
殆ど教わってないこの子たちだけで生きていけない。

だからといってシャーシャ。

どうする?どうする?

私の中でものすごい格闘が始まった。。。。

この子たちをリリースするには月齢が足りない。
この子たちをリリースするには環境が悪すぎる。
この子たちをリリースしてもお母さんが居ない。

この子たちを保護しても里親が見つかる可能性は100%では無い。
この子たちを保護して里親が見つからない可能性は100%じゃない。
この子たちが人慣れする可能性は十分ある。
今までこのくらいの威嚇の子たちは十分慣れてくれた。
お母さんを失ったショックもすぐに消えてくのもわかる。
あとはこの子と私との戦いか・・・・


どうする?

どうする?

悩んでる時間も無く、即断しないといけない。

手術するなら別の病院に予約しないといけない。


よし。



「保護にします。」



って私は言った。

もう腹をくくるしかない。


そう思ったから保護にしました。

病院の先生からも
かなり威嚇がすごくて大暴れだったと聞いた。
里親は見つからないだろうと言われた。

でも
それを今まで乗り越えてきたじゃん。

この4匹を
お母さんが不審死したような現場にリリースなんて出来ない。

この子は
もしかしたら、
とってもプラス思考で考えたら
お母さんが託してきたのかもしれない。

ギリギリの体調だったお母さんが
この子たちを守ってもらえるってわかったから
お母さんは安心して逝ってしまったのかもしれない・・・

お母さんはきっと、子猫たちが幸せになれるなら
安心して天国に行けるかもしれない。

そう思えば
きっと頑張れる。

お母さんに託されたと思って
頑張るっきゃない。

しかしあれだ。

ものすごいシャーシャー。

PAP_0324_20140716154848ddc.jpg
※16日朝の様子。 仮名はあさひ、いりひ、はつひ、ゆうひにしました。みんな太陽だ。太陽みたいに笑って卒業出来るように頑張ろうぜぇい!って思いを込めました。

ウイルス検査は14日にキジトラの子だけ実施してて
他の子にはフロントラインだけしてもらってた。

だから15日に子猫たちを病院に連れて行った。

連れて行くのも大変だ。

14日の夜になんとか捕獲機から小さいケージに移動させてご飯与えて
ものすごいウーシャー言われて。
15日に朝ご飯上げる時も
ウーシャーすごいしトイレもひっくり返って水もひっくり返って。

洗濯ネット4つ新たに購入して
1匹1匹怖がらせないように洗濯ネットに入れて病院へ。

ウイルス検査とワクチンとフロントラインとドロンタールをしてもらった。

名前も決めてない。
何も決めてない。
ただ決まってるのは覚悟して里親探しをするってことだけ。

いやはや・・・

帰宅してからもう少し大きめのケージに移動させた。
PAP_0322_2014071615484514a.jpg
この子は14日の夜に保護出来た子。
一人で辛かったね。とても寂しそうに鳴いてた。
でももう大丈夫。兄弟も居るし。みんな傍に居るよ。

PAP_0321_201407161548425ce.jpg
このキジトラが一番ウーシャーすごい。
でも今朝気がついたんだけど
攻撃性は無い。空気法とシャーって声だけ。
つまりお母さんにソコまでしか教わってないのか。
なら話は早い。頑張れそうだ。

PAP_0320_2014071615484078c.jpg
このサビ柄の子は一番のビビリ。
でも大丈夫。兄弟が守ってくれてる安心感があるからか
ご飯はしっかり食べる。

PAP_0319.jpg
こちらの黒猫は一番のマザコンだったに違いない。
胸毛に白、パンツも履いてる(笑)
この子は今朝には既に抱っこ出来た。
頭の中はお母さんのことしかないから抱っこ出来たんだろうけど。

モナカとか若葉とかに「ママママ!」ってすごい。
君のお母さん真っ白だったじゃん。。。別のお母さんだけど大丈夫かね。。。

人慣れ訓練は
信頼関係を作れるかどうかが一番のポイントで
それが出来なかったらずっとシャーシャー。
人見知りする子に育つ。

でもまだ月齢は2カ月半程度。
まだまだ。
幾らでも染められる。
人間大好きになれる。

ものすごい飢えが彼らを襲ってたから
ご飯を出すとものすごい勢いで食べる。
ウガウガ言いながら食べる。


なんとか、彼らの命は繋ぐことが出来たから
幸せに向けてこれから日々頑張ろうと思います。

ご飯足りません。砂も足りません。
ご支援お願いたします。

カルカンパウチ子猫用、オカラの猫砂お願いします。


依頼がとても多く、順番に対応していますが
緊急性の高い現場の場合は順番を繰り上げて対応しています。

通常のTNR依頼の場合は現場で捕獲作業が出来るのは今のところ8月になってからになりそうです。
子猫の受け入れは停止しています。
一般の方々からの子猫保護要請は基本的に8月以降まで無理なので
空きが出来次第受け入れ可能となりますが
今年は子猫が多いので非常に難しいです。

お知り合い等に預かりをお願いして
当会が仲介として里親探しのお手伝いなら可能です。

諦めず、一緒に頑張りましょう。
私も、ここまで子猫を抱えてしまっているので
正直不安が大きいです。

でもみんな幸せになるために、みんなを幸せにするために保護しています。
絶対にあきらめず、絶対に幸せにしてくれる家族を見つけてあげてください。
妥協なんてせず、ちゃんと里親さんを見つけてあげてください。

依頼の多さにメールの返信も滞っています。
すいませんが順番にご返答していますので
受信設定を確認してからご連絡ください。

よろしくお願いいたします。
関連記事

| 保護経緯 | 02:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント:

TRACKBACK URL

http://chigasakicatprotect.blog.fc2.com/tb.php/466-0f6e798e

TRACKBACK

<< PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>