Chigasaki Cat's Protect

茅ヶ崎市内限定で活動している猫専門保護団体です。茅ヶ崎に住む野良猫のTNR活動(捕獲→不妊・去勢手術→リリース)及び保護した猫たちの里親探し、猫飼育に関する啓発活動を行っています。 2011年6月活動開始。 茅ヶ崎の野良猫達を守ろう・見守ろう・増やさない。依頼などはchigasakicatprotect@yahoo.co.jpまで。

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3/22 H地区③ TNR実施報告 ムギワラ メス 成猫

2016/3/22実施報告

①②の捕獲が終わり
残り2匹だと思っていたんだけど
その2匹がなかなか出てこない。
どこにいるのかもわからない。

ウロウロと現場を行ったり来たり・・・
車を置いて給餌者宅をノックしたり・・・。

すると1匹ひょっこり出てきた。
顔の小さい・・・

顔の小さい?!

顔が小さいんじゃないじゃん!
腹がデカすぎるんじゃん!!!

って言うのに気付くのに数秒。。。
CIMG1641.jpg

あまりのお腹の大きさに
給餌者からの「妊娠中の猫は居ない」って報告に対して
「妊娠しとるやないか!!!!」って大声で言っちゃったくらい・・・。

ショック極まりないポンポコリンなお腹・・・。

くそぉ。。。

何度見ればいいんだろう。
何度苦しめばいいんだろう。

妊娠後期。

それも後期中の後期。

捕獲器で出産してしまう子だっているのに。

正直悔しかった。

この子を見て悔しいという思いがドバーーーっと溢れてくる。

時期的にはメスはみんな妊娠してる時期だけど
この給餌者がもっともっと早くOKを出しててくれたなら
この子はこんなお腹ポンポコリンになることもなく
胎児だって殺されることも無かったのに!!!!!!!

怒りが湧いてくる。


でも。

体は捕獲器を設置してました。


心を無にしていくしかないんです。

CIMG1642.jpg
ムギワラ メス 成猫
不妊手術(堕胎処置) 耳カット フロントライン済み

胎児は4匹でした。
お母さん猫からお腹の赤ちゃんを奪い取らねばならない。
この苦痛を何度猫たちに味あわせなければならないのか。

母体優先なんです。TNRは。

出産させる方法もあるかもしれません。
でも育児してくれるとは限りません。

出産させて胎児を外に出したとしても
かみ殺してしまう母猫も居ます。

育児放棄してしまう母猫も居ます。
初産ならその確率は高くなります。

安心して産み育てる事が出来ないと判断されたら
育児放棄する子はけっこう多いし
感染症のリスクもあり
胎児を生かすために堕胎をしないで産ませても
母猫の状態が悪ければ母猫が死んでしまうことだってある。

母猫が死んだら子猫は誰が育てるのか。
土台も出来ていない状況で出産はさせれません。

ましてや人馴れしていない警戒心の強い子。
そして妊娠後期の攻撃性。
出産して育児できたとしても
その後の医療ケアが出来ません。

医療ケアをさせるたびに
母猫には恐怖を与えなければならない。

かといって産ませて子猫だけ引き取って母猫はリリースなんて事できません。

だから堕胎になるんです。

堕胎処置は残酷だとか
ちゃんと出産させろとか言われることも良くあります。

でも、じゃぁ、産ませるからあなたのお家で出産させていいですか?
母猫のケアも子猫のケアもお任せしちゃっていいですか?

産ませるっていう責任を全うしてくれますか?

そうじゃないでしょ。

残酷だとか
最低だとか
そういって来る人たちの気持ちはわかります。

実際殺処分してるのと同じです。

そしてその堕胎処置をするのは獣医さんです。

獣医師は命を救うために存在しているはずなのに
殺すことを仕事にさせてしまっている私たち。
本当に申し訳ないって思っています。

堕胎処置をするってことは
殺処分と変わらないんですよ。

殺処分ゼロを目指して!って言いながら
自分たちが殺処分を獣医師に依頼しているようなもんです。

その残酷さゆえ
ボラさんたちも心を痛めます。
自分が殺したんだと。

自分が小さな命を殺すという選択肢を選んでしまったんだと。

そうやって追い込まれてしまうボラさんを何度も見ています。

でもそうじゃない。

TNRの意味はこれ以上増やさないため。

1代限りの命を見守るための行為です。

どんなに頑張ったって
どんなに無理をしたって
すべての命を救うことは出来ないんです。

すべての命を救えたら
それはどんなに素晴らしいことか。

でもそれを実践しようとして
多頭崩壊したボラさん、個人さん、いっぱいいます。

結局不幸にしてしまっている。


胎児たちは
白峰寺さんに連れて行って
合同火葬してもらっています。

せめてもの償いです。

そして獣医さんへの償いは
1匹でも多くの保護した子たちに
幸せな家族を見つけてあげる事なのです。

あの子、卒業決まりました!あの子、トライアル決まりました!
その報告がどれほど嬉しいことか。

保護した子たちの命を
守ることが私たちの使命であり
きちんと飼育して大事にしてくれる家族との縁をつなげることが
私たちの使命です。
そしてこれ以上不幸を増やさないために
TNRをしていく。

それしかないのです。

堕胎は残酷です。

だからこそ、もっと早くにTNRをしていく必要があります。

そして何よりも
給餌者自身がTNRをどんどん依頼してきてほしい。

不幸の連鎖を止められるのは
一番その猫に近い存在である給餌者自身なのです。

迷い猫を見つけたら
相談をしてほしい。
人馴れしている子がいたならば
医療行為を施して保護をして里親さんを見つけてほしい。

たったそれだけの行為で
不幸の連鎖を止めることが出来ますし
近隣への被害も食い止めることが出来るんです。

外に猫を出さない事。
それが不幸の連鎖を止める事。
不妊手術を施すこと。
それが不幸の連鎖を止める事。
終生飼育をしていくこと。
それが不幸の連鎖を止める事。

そして最期の最期まで
大事な猫さんに愛情を注いで十分な医療ケアをして
しっかりお世話をしてあげる事です。

その1つが守られなかったら
不幸の連鎖が始まってしまうんです。

不幸の連鎖を止められるのは
人間だけです。
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| 2015年度【協働事業 TNR実施報告】 | 22:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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